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テクノストラクチャー工法は強い梁「テクノビーム」を使い、
1棟1棟構造計算をして建てる家。
耐震性が高く、省エネ性に優れ、長期優良住宅仕様。
その性能のベースになる特長をご紹介します。
01 強い部材が家を強くする
 
木+鉄でできた強い梁「テクノビーム」。
部材自体の強度にこだわり、家を強くします。

木の強度は縦の力に強く、横の力には強くない「テクノビーム」強さの秘密

昔から日本人になじみのある「木」。木は環境に配慮された素材でいて、丈夫で長持ち。その建築材料としての実力は、法隆寺などの歴史的建築物を見ればおわかりいただけると思います。しかし、木には生育してきた縦向きの力には強く、横向きの力には弱いといった特性も。つまり、柱のように木を縦向きに使う場合は十分な強度が期待できるものの、梁のように横向きに使う場合は、強度が不足しがちになるといった弱点があるのです。01 強い部材が家を強くする

パナソニックが独自開発した木と鉄の複合梁「テクノビーム」

テクノストラクチャー工法では、木の弱点を鉄の強さで補強したオリジナル部材「テクノビーム」を使用。
通常の木の梁と比べると「たわみ」が少ないので、長い年月が経過した後も、梁の「たわみ」からくる骨組み全体のゆがみがおさえられます。さらに地震などの一時的にかかる大きな力に強いのも安心のポイントです。
同じ長さの木製梁とテクノビームに約2.2トンの荷重を加えた実験では図のように、たわみ量が経年変化します。
新築時から30年後のテクノビームのたわみ量は木製梁の1/4以下と、高い耐久性を示しました。
●木製梁
長期間の荷重で、たわみがどんどん進行(クリープ変形)することがあります。
●テクノビーム
何年たっても梁のクリープ変形はほとんど進行しません。

接合金具にも徹底したこだわり

建物を強くするには、部材そのものだけでなく、部材どうしのつなぎ合わせ方、つまり接合も重要です。一般的な木造住宅では、木材を切り欠いて部材と部材を接合しますが、接合部の木材は部分的に細くなってしまい、その箇所が地震等で割れて建物の倒壊を招く例が見られます。また、施工者の技術差によって品質に差が出る可能性も考えられます。
テクノストラクチャーでは木材の切り欠きをできるだけ減らし、木の力を引き出す金具接合仕様を採用。施工者による強度のバラツキをなくし、接合部での安定した高強度を実現しています。
一般的な木造

引き抜き強度もしっかりと対策

地震や風により建物が揺れると、建物上部の揺れに引っ張られて、柱が引き抜かれるような力がかかります。そのような場合に備え、テクノストラクチャーでは、柱の引き抜き強度を飛躍的に高めています。
02 1棟1棟、家の強さを確認
 
家の強さを科学的に確認する「構造計算」を1棟1棟実施。
388項目にも及ぶ緻密なチェックを経て、
テクノストラクチャーの家は建設されます。
また、構造計算の結果についてはパナソニックの保証書も発行されます。

緻密さが違う。
パナソニックが1棟ごとに行う構造計算。

テクノストラクチャーの構造計算は
法律で定められている水準を大きく上回る緻密さです。

「構造計算」は「住まいの災害シミュレーション」

構造計算とは、地震・台風・豪雪など家にどのような力が加わるかを計算し、その力に住まいが耐えられるかどうかを検証するもの。
いわば「住まいの災害シミュレーション」のようなものです。

 

実は2階建て木造住宅では義務付けられていない「構造計算」

安心できる強い家を建てるためには大切な「構造計算」ですが、一般的にはあまり知られておらず、「家を建てることを考えはじめてから構造計算という言葉を知った」という方も多いかもしれません。
実はこの「構造計算」、建築基準法では一般的な2階建て木造住宅には義務付けられていません。
一般的な2階建て木造住宅は大半がもっと簡易な「壁量計算」という方法で建物の強度を確認して建設されているというのが実態です。

 

テクノストラクチャーでは すべての建物について「構造計算」で科学的に強さを確認

法律では義務付けられていない「構造計算」ですが、テクノストラクチャーの家では、1棟1棟の間取りに対して必ず「構造計算」を行っています。
これは、間取りや条件が1棟1棟違う住宅の確かな安心のためには、建物の強さを科学的に確認する必要性があると考えてのこと。
強度が高い部材を使うだけではなく、その部材の組み立て方も重要。
だからこそ、テクノストラクチャーでは大工さんや建築士の勘に頼るのではなく、強さを科学的に確認する「緻密な構造計算」を行っています。

388項目に及ぶチェック項目で緻密な「構造計算」を実施。

ひとくちに「構造計算」と言っても内容は様々です。一般的に行われている構造計算が200項目程度なのに対しテクノストラクチャーの構造計算は388項目をチェックします。
厳しい自社基準を設定し安全性を追求しています。

「台風」「豪雪」「重い家具」…様々な要因を加味して建物の強度を確認

構造計算とは、地震・台風・豪雪など家にどのような力が加わるかを計算し、その力に住まいが耐えられるかどうかを検証するもの。
いわば「住まいの災害シミュレーション」のようなものです。

「構造計算」の保証書をパナソニックが発行

1棟ごとに行った構造計算の結果は、「構造計算書」と「構造計算保証書」としてパナソニックが発行しています。これは、構造計算結果と構造計算方法についてパナソニックが保証することを表す書類です。
 さらなる安心を手に入れるたに
 できる地震対策とは?
 
耐震性に優れたテクノストラクチャーに、
さらなる安心をプラスするのが制震システムです。

安心して住み続けるために「耐震」+「制震」のダブルの対策

地震大国の日本では、いつどこで大きな地震が起こっても不思議ではありません。
また、近年は「巨大地震の発生」や「大きな地震が繰り返し発生する」など想定を超える地震が続いています。
家族が最も長い時間を過ごす場所である住まいだから、いつ起こるかわからない地震に備えて、「耐震」+「制震」で一歩進んだ安全対策をお勧めします。

建物の揺れを最大72%低減する制震システム「テクノダンパー」

地震による建物の揺れは、上階ほど大きくなります。
テクノストラクチャーの制震システムは、建物の骨組みに組み込んだ制震装置「テクノダンパー」が、建物の揺れを吸収することで、建物の2階、3階部分の床の揺れを抑えます。
家具の転倒などの被害を抑える、壁紙を破れにくくする
など、家族の安全はもちろん住宅の資産価値も守ります。
テクノダンパーのモデルプランに地震の振動を与える解析シミュレーションでは、一般木造住宅と比べ、最大72%揺れを低減することを確認しました。

※変形量は①を基準にした時の相対的な値。

※一般木造住宅を耐震等級1相当、テクノストラクチャーを等級3とした場合。

※入力地震波:兵庫県南部地震測定波JAM神戸NS(数百年に一度発生する地震動の大きさを測定)

※時刻歴応答解析シミュレーションによる。プラン、耐震等級、地震波など、解析条件によって結果は異なります。

※1:基準法レベルの一般木造住宅(耐震等級1)とテクノスト ラクチャー(耐震等級3)にさらに「テクノダンバー」を配置 した住宅とを比較。モデルプラン(2階建)に地震の振動を与 える解析シミュレーションにより立証しました。(低減効果は プランにより異なります。)

繰り返し地震にも効果を発揮。高層ビルで採用される技術を応用した部材

テクノダンパーに大地震相当の負荷を与える実験では、100回以上負荷を加えても制震機能を維持していることを確認。※2 熊本地震のように繰り返し襲う余震対策としても効果的です。
また、高層ビルで採用される技術を応用した部材は、確かな機能性と高い耐久性があり、長期にわたり安定した制震性能を保持します。

※2:数百年に1度発生する地震の大きさを想定し、気象庁震 度階級の震度6以上に相当する変形を試験体に100回以上加 える試験を実施。テクノダンパー設置壁単体において、制震 性能がほとんど低下しないことを当社試験で確認しました。

03 地震後の暮らしを考えた耐震等級3
 
建築基準法の耐震基準の1.5倍の地震力に耐える、耐震等級3に対応。
耐震等級3は、消防署など、災害時の重要拠点を建てるのと同等の強さです。
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