設計における、屋根材の重さと「こだわり」
テクノストラクチャー工法では全棟、構造計算を実施しています。
その内には、屋根材による荷重もありますが、田中工業で、
「軽い屋根」カラーベスト・金属屋根を使用している建物のも、構造計算は「重い屋根」和瓦の荷重で計算し、耐震等級3を確保しています。これは、将来、屋根材の葺き替え時も構造計算がNGにならないよう大きな荷重にも対応すべく「強固な躯体を作りたい」と言う思いからです。
構造計算を行わずに、重い瓦で、しかも大きな部屋を作るなんて、とても怖い事です。
※「軽い屋根」「重い屋根」の両方に適合するよう計算しています。
※将来設置の太陽光パネル荷重も計算しています。
山陰地域のニーズに応える。テクノストラクチャーの強さを生かしたプランです。夏の日差し、風雪・雨天への要望を反映しています。山陰地域では特に、玄関前に軒先のない家は生活しずらいです。
軒の出、最大1.7m
雨、雪の多い山陰の気候には古来より大きな軒先が多き設けられてきました。近年では、耐震性・耐風性を考え、軒の出が短くなっています。もちろん、構造計算なしで大きな軒先を作るのは論外です!
テクノストラクチャー工法を採用する事で、軒の出最大1.7mの軒先のある住まいを作る事が出来るようになりました。
もちろん、構造計算は耐震等級3・耐風等級2の最高等級で検討・評価しています。
アウターシェード
近年に取り付けをした実例です。ブラウン色とグリーン色が人気です。
間取りを考える時に、外壁に2面接する部屋は換気が、自然の風による換気がし易いですが、中部屋になる場合でも何とか自然の風による換気を活かしたいです。そんな時は、「ウインドキャッチ連窓」の考えを取り入れた窓をプランしています。
上記の実例は、縦辷り窓を3本使っています。2階の部屋なので、中央の窓の掃除を考えています。Fix窓(嵌め殺し窓)だと、掃除が出来なくなるので、ウインドウキャッチ連窓は、1階または、掃除できる位置でご提案しています。
まる角コーナー
室内の角部には、「まる角」を採用して、安全性と、やわらかな空間づくりを目指しています。
断熱材だけで計算している現行の外皮性能計算に、遮熱を加えて、さらに、耐久性を求めています。